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連結器 【れんけつき】

連結器とは車両と車両とをつなぐ装置です。

列車での運転を基本とする鉄道車両には必須です。

一般的な連結器にはリンク式と自動式などがあります。

日本の鉄道は1872(明治5)年の創業以来、北海道以外ではリンク式連結器を使用していました。

リンク式連結器は車端の両側に緩衝器が、中央にネジ付きのリンクとカギがあります。

連結するときには、人が相手車両のカギにネジ付きのリンクを引っ掛けてネジで締め寄せなければなりませんでした。

リンク式連結器は連結・解放する車両数が多くなるほど非効率な方式で、しかも強度が弱く、車両の内側に入らなければならない作業も非常に危険でした。

そこで日本では、1925(大正14)年に列車運行を全国一斉に1日止めて一気に自動式に交換しました。

自動連結器は、1873(明治6)年にアメリカの機械技師E.H.ジャニー(1831〜1912)が発明したもので、車両の連結と解放を車両の外側がらの操作で安全かつ効率的にできます。

連結器も強度が強いため1列車あたりの編成数を多くでき輸送力が増やせます。

このほか、連結・解放が簡単にできる、取り扱い者の事故防止といった点で鉄道の発展に大きく貢献しました。

現在、自動式連結器を使用している国は日本をはじめ、アメリカ、カナダ、タイ、中国、韓国、旧ソ連などです。

上記以外の国が自動式にできないのは、一気に交換するのが難しいためです。

また、ヨーロッパでは車両が各国間相互に直通しているため、統一規格の選定で各国の協調が難しいといったこもあります。

現在、使われている自動連結器はおおまかにいって4種類あります。

並形自動連結器・密着式自動連結器・密着式小型自動連結器・電車用の密着式連結器です。

並形自動連結器は、機関車・客車・貨車などに使われています。

並型自動連結器は、比較的簡単な構造ですが、連結したときに相手の連結器との間に隙間が約22mmできてしまいます。

密着式自動連結器は、新型客車・高速貨車に使われています。

密着式自動連結器の基本形状は並形自動連結器と同じです。

連結面は機械加工をほどこし密着性の精度を増し、傾斜錠を取り入れて連結器との間にできる隙間を減らしています。

密着式小形自動連結器は、密着式自動連結器を小型化したものです。

編成両数が短いことが多いディーゼル動車に使われています。

なお、密着式自動連結器では、連結器本体の後部に自在接手を設けています。

車両がカーブを通るときなどの左右動、縦曲線通過時での上下動に対してスムーズに対応するためです。

以上の連結器以外にも棒連結器とも呼ばれる固定連結器があります。

固定連結器は、1本の中空棒の連結器です。

電車の中間車同士など連結・解放する頻度が低く固定編成となっている車両同士を連結するときに使われています。

また特殊な連結器に、自動・密着両用連結器があります。

客車などに使われている自動連結器や電車の密着連結器にも連結できるもので、EF63型直流電気機関車に使われていました。

EF63型が使われていた横川〜軽井沢間は急こう配区間で、電車・客車・貨車・機関車を用いたすべての列車にEF63型を連結する必要があったためです。





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